「性差の(ジェンダー)日本史」展


千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館で12/6まで開催中の「性差の(ジェンダー)日本史」展へ行ってきました。

女性の王や官僚が当たり前だった古代から、徐々に政治や職業との関わり方が変容した中世から近世を経て、明治憲法体制下での女性排除、そして現在。
日本の歴史の中でジェンダーがどう捉えられ、どのような流れを経て、現在に至るのか、たくさんの資料と丁寧な解説で、とても充実した企画展でした。

現在の住まいが吉原のすぐそばであることもあり、遊女たちの暮らし振りや社会の中でどのような立場にあったのか等が紹介された章も興味深かったです。

古代の方がよかったね、なんて話にならないよう、今を生きる私たちがしっかり考えて行動していかなかくては。知ることで変化の可能性を感じることが出来ました。
若い女性たちの姿がとても多く見られ、何だか頼もしく思いました。

国立歴史民俗博物館はとにかく広大で常設展は全てを一度には見終えることが出来ませんでした。
東京からは車で一時間くらいと意外と行きやすく、植物園も楽しそうだったし、また行きたいと思います。



2020.11.17