包装について


今日はBASEでご購入くださったお客様より「可能な限り脱プラ、簡易包装でお願いいたします」というリクエストを頂きました。
それは私にとってはとても嬉しい言葉でした。
と言うのも、ブランドのスタートからプラスチック製品を使用しないこと、なるべくゴミになるようなものが出ないように、ということを念頭に、お包みしているからです。
シルクの特性上、シワになりやすいので、タンクトップやロングパンツ等は特に、本来なら、ハンガーに掛けビニール袋に入れて納品する方がよりシワの少ない状態でお届け出来るかと思います。
ですが、その度にプラスチックのハンガーとビニール袋が必要になり、それらがそのままゴミになってしまうことも容易に想像出来ますので、縫製工場さんからの納品時にもハンガーは使わず、製品1枚ずつビニール袋には入れず、畳んだものを出来るだけまとめて頂いています。
縫製工場さんからは毎度、本当にハンガーなしでよいのですか、と言って頂くのですが、理由を説明しています。

お客様へお届けする時にはオリジナルのハンカチに包み、最低限の薄紙に包んでいます。
手渡しの場合は薄紙も使わず、ハンカチに包んだものを紙袋に入れます。
安価ではないものをお求め頂くので、簡易ながらも製品との統一感を持たせ、受け取った方が少しでも心が華やぐような包装を心掛けています。
最初は立派な包装に慣れてしまっているお客様からどんな反応があるか、少し心配でもありましたが、今では快く受け入れて頂いているように感じています。
自分自身で買い物をした時のことを考えると、お店から家に持って帰るためだけにたくさんの紙やビニール袋が使われることに、何だか申し訳ない気持ちになりますし、かといって、海外からの荷物で薄い袋や箱に何の包みもなく品物がポンと裸で入っていると、よく無事に届いたと少し寂しい気持ちにもなるので、結局はバランスを取ることが大事だなとシンプルな答えに行き着きます。
オリジナルのハンカチは、ハンカチとしてはもちろん、旅行の時にランジェリーを包んだりとご活用頂けたら嬉しいです。


2022.8.12