新作展示会のご案内




「layer」

美しい石と出会った。不純物が入り込み、複雑に重なり合い、描かれたかのような模様が浮かび上がる。一体どのくらいの時間が通り過ぎ、閉じ込められたのだろう。表面の奥には層が積み重ねられ、目に見えるものを支え、豊かにしている。目には見えないものは確かに影響する。内は外を形成する。
ランジェリーを作ってみようと思った時、身に着けるものへの情熱からくる不満のようなものが原動力になったと思う。自分の想う着こなしが完成しないのはなぜか。もちろん、生まれ持ったものが理想的ではない等々が要因であるということは大前提として、それでも、どんなに素晴らしいバランスの顔や身体を持っていても、それが必ずしも洗練を意味するとは限らないということもまた事実である。
試行錯誤するうち、肌に一番近く、基本的には他人からは見えない、つまりは表に出ないものこそが何か鍵を握っているように思えてきた。気持ちよく感じる素材であり、締め付けたり無理に形作ったりすることはないが、機能性も兼ね備え、押し付けの女性らしさからは自由に、同時に、能動的に楽しむことの両方が叶っている。それは結果的に自然体でいることを誘発するようなものとなり、必然的に美しさは表れてくる。
そんな風に考え続けて、8つ目のコレクションが出来上がった。

Wide braは2nd collectionで発表したTube braを土台とし、三角形のカップや細い肩紐といった要素を混ぜ合わせて作りました。安定感を重視される方、胸元があまり開かない方が好きという方、バストの豊かな方、トップス感覚で取り入れたいという方にも是非お試しいただきたい形です。
発売以来ご好評いただいてきたReversible panty。生地を二枚重ね、表裏同じ縫製で仕立てた贅沢で丈夫な作りはそのままに、微妙なラインを調整し、履いた時の安心感と解放感の調和を一層追求しました。ゴムの使用は最小限ですので、肌が繊細な方にもおすすめです。
Band tankは5th collectionのCropped tankのベストのようなイメージ、サイズに関係なく着ていただける気軽さやリラックスした雰囲気を踏襲し、脇の空き具合を穏やかにしました。ブラやトップスと重ねた時にポイントとなるよう首元のデザインを工夫しています。定番のブラともぴったりです。
ランジェリーは全て、滑らかな肌触りと光沢が特徴のシルクサテン100%。Band tankのみFreeサイズ、他はS、M、Lサイズ展開。Black、Beige、Brown、Purple、Deep purpleの5色をご用意しました。ベージュからブラウン、ブラックへ、そして、2種のパープルのグラデーションをお楽しみください。
Wrap topは前見頃がカシュクールのように重なり、紐で結ぶデザイン。袖口、裾、襟に施したパイピングから紐の部分はBlack、Brownどちらにもブラックのシルクサテンを使用し、同色であっても光沢の違いがポイントになりますし、異色の組み合わせの場合にはよりラインが強調され、引き締まった印象を与えます。前を閉めてトップスのように、開けて軽いジャケットのように羽織る等、四季を通してご活用いただけます。
これまでunefig.ではテーパード型のパンツを長く作ってきましたが、今回はWide pantsに取り組みました。ウエストは幅広のゴムにし、脱着しやすく。様々な体型の方に合い、ヒールのある靴を履かなくてもすっきりとバランスよく見えるシルエットです。
Unisex teeは4th collectionからお馴染みのアイテム。潔く一枚で着るもよし、ブラの背中のラインや肩紐をのぞかせて着るもよし。性別や体型を問いません。ゆったりと、でもすっきり着ていただけるようWrap topやWide pantsと組み合わせた時のバランスも考慮し、着丈を少し短くしました。
洋服はやや厚手でしっかりとしたシルクツイル100%。光沢は控えめですので、セットアップで着ても華やかになり過ぎません。Wrap topのみFreeサイズ、他はS、M、Lサイズ、Black、Brownの2色展開です。

コレクションは毎回大きく変わることはない。だから、クローゼットの中をシーズン毎に丸ごと入れ替える必要もない。既出のアイテムと新しいアイテムは当たり前のように組み合わせることができ、古びることなく、着続けることができる。
季節によっては重ね着も楽しい。一枚一枚は薄手のものが多いが、夏は涼しく冬は暖かいシルクの持つ特性を活かせば、衣替えの必要もない。
過去に作ったものを改良して再び作る時、自分自身の実感だけでなく、実際に身に着けてくださったお客さまからの声を反映させることがある。それぞれの時間や経験が幾重にもなり、シルクの軽やかさとは裏腹に、まるで石層のような重厚さを得る。検討を重ねた上で変更した最初のラインや以前の仕様も、なかったことにはならず、確かにその中に息づいている。
一新する面白さもあるが、時間を掛けて薄い層を積み重ね、表れてくるのを待つという方法もある。それは、コレクションの構築の仕方、アイテムひとつひとつの作り方、どう着るか、全てに通底する。

展示会では、サンプルをご覧いただき、8thコレクションのご注文を承ります。
一部既出コレクションの販売もいたします。
試着もお気軽にどうぞ。
今回は馬喰町にある「組む」のスペースをお借りすることとなりました。
皆さまとお会い出来ますこと、楽しみにお待ちしています。


photos: Hiroko Matsubara @hirokomatsubaraa
hair makeup: Hiroko Ishikawa(eek) @hiroko.ishikawa.eek
model: RIONA(AMAZONE) @mazone_models @riona__n

“layer”
unefig. 8th collection
2026.3.27(fri.)――29(sun.)
11:00–19:00
会場
東京都千代田区東神田1-13-16 2F 組む
*アポイントメント制
お一人さま、もしくは一組毎に60分を目安に予約をお願いいたします。
3/24までにlingerie@unefig.comへご希望の日時をご連絡ください。

Place
Kumu 2F, 1-13-16 Higashikanda Chiyoda Tokyo
*Appointments are required / one hour for a parson or per group.
Please let us know your desired date and time by email below until March 24th.
lingerie@unefig.com

山本 千夏
unefig.(ユンヌフィグ)
lingerie@unefig.com
https://www.unefig.com
instagram: unefig_japan

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