最新コレクション展示会のご案内


unefig. 7th collection “freely”
2025.5.8(Thu.)–11(Sun.)
12:00–18:00
ユンヌフィグ・アトリエ
東京都台東区蔵前4-20-10 宮内ビル4F
*国際通り沿いで、1Fが「改」というラーメン屋さん、そのラーメン屋さん入り口右側の階段を上がってください。
*会期中はどなたさまもお越しいただけます。バイヤー、プレスの方のみ予約をお願いいたします。
*前日までにlingerie@unefig.com、もしくは、メッセージやLINE等へご希望の日時をご連絡ください。


「freely」

自由でいたい。誰もが願うことではないだろうか。そして、誰もが有するはずのこの権利を持つことが出来ないでいる人々が大勢いる。世界が暗い方へ向かっているように見える。信じ難いほどの不条理に、一体どう立ち向かえばよいのか、途方に暮れることもある。それを叩き壊せば全てが解決するというような、不自由という一枚の大きな壁があるわけではないからややこしい。それは、自由と自由の隙間にも、自由と背中合わせで、自由の只中にさえある。そもそも自由に唯一の答えがあるわけでもなく、立場や思想によっても異なる。

ならば自分自身のすぐ近くに引き寄せて考えてみようと思った。まずは裸では暮らせない不自由を楽しみに変えたい。オセロの石が白から黒へ一気に反転するように、思い切り自由の方へ引き込むのだ。そのために、7th collectionは構成された。

unefig.では、1st collectionからワイヤーやパッドを使わないブラを発表してきました。身体的な締め付けやいつまでも若くバストアップしていることを最上とするような既成概念から解き放たれ、だからといってひたすらリラックスだけでなく、身に着ける楽しみもあるもの、すなわち、選択肢の提案です。それが、女性であること、年齢を重ねていくことを肯定的に受け入れ、楽しむきっかけになるのなら、心から嬉しく思います。Basic braは、その名の通り、定番中の定番として、最もシンプルで繰り返し身に着けたくなるようなものになるよう、既出のTriangle braとCross-back braを組み合わせ、よいところを残し、さらにブラッシュアップしました。パンティは好みや季節のよって使い分けが出来るLow-waistとHigh-waistを。パターンの細部やクロッチ部分の幅等を再検討し、締め付けがなく、解放的でありながらヒップに沿う、一層の快適さを追求しました。伸縮性のない布帛で機能性を諦めず、どこまでもシンプルに、そしてときめきも忘れずにいるという試みを続けています。ランジェリーは全てシルク100%で、S、M、Lサイズ展開、色はBlack、Gray、Beige、Red。新色は輝くような正真正銘の赤です。

洋服のコレクションは4つのアイテムから成ります。Jumpsuitはシルク35%とウール65%の交織。やや肉厚でしっかりしているものの、柔らかで程よい落ち感があり、控えめな光沢も感じられ、シルクが好きという方にも満足していただける風合いです。一枚で堂々と、重ね着のアイディアも様々に。Wrap skirtはウエストの紐で体への巻き付け具合を自在に調整出来るロングスカート。お腹周りのパターンをやや立体的にすることで、体に沿いながら強調しすぎず、縦方向のすっきりとしたシルエットを作ります。シルク20%とウール80%の交織でさっぱりとした質感。どちらもS、M展開ながら、サイズ間の違いを通常より大きくし、Mはよりゆったりとした作りとしました。色はBlack、Taupe。TaupeはJumpsuitとWrap skirtで微妙に色の濃度を変えています。Cropped knitはシルク100%で美しい光沢と極上の肌触り、短めの丈と長袖のバランスが特徴。着こなしの中に少しのユニークさが加わり、新鮮な気持ちになります。Freeサイズ、Black、Redの2色展開。ランジェリーの赤より少し落ち着いた色合いです。Cashmare teeはカシミヤ100%の糸で非常に柔らかく軽やかに編み上げました。着心地のよさは言うまでもなく、それをあえてTシャツのように着ていただきたく、極シンプルに、ゆったりとしたラインを選びました。S、Mサイズ展開、色はBlack、Gray。ニット2型は一方だけ胸元が開くタイプで、前後どちらを前にして着てもよいデザイン。ブラやタンクトップとの組み合わせもお楽しみいただけます。

また、定番のT-back bra、Y-back bra、Triangle tank、Type-u tankもそれぞれS、M、Lサイズ展開、色はBlack、Gray、Beige、Redにて再生産の予定です。

どのアイテムも年齢や体型、季節を問わず、組み合わせ次第でカジュアルにもフォーマルにも着ることが出来ます。入れ替えたり、反転させたり、見せたり見せなかったり、組み合わせは自由自在。限られたアイテムの中であれこれ工夫すること。その内に、思っているよりたくさん持っていなくても充分に毎日やっていけると気が付くことがあります。制限から見出した自由は、与えられたのではなく、自らが生み出し、手にした自由。それはきっと今の自分で生きていく自信へと繋がるのではないかと思うのです。

展示会では、サンプルをご覧いただき、7thコレクションのご注文を承ります。既出コレクションの販売もいたします。試着もお気軽にどうぞ。皆さまとお会い出来ますこと、楽しみにお待ちしています。


photos: Hiroko Matsubara
hair makeup: Hiroko Ishikawa(eek)
model: YUKO(AMAZONE)



2025.4.25