着物のように


2nd collectionで発表以来、一枚ずつ大切に販売しているガウン。
安価なものではないので、このためにお金を貯めてくださったという方もいらして、そんな大事なお金をよいのだろうかという気持ちと心から嬉しい気持ちで目頭が熱くなります。
定番は少しずつ整理したりブラッシュアップしていく予定ですが、このガウンはunefig.の象徴的なアイテムの一つになるだろうと思っています。
ガウンと一口に言っても色々な形がありますが、自分で作るなら着物スリーブのロング丈と決めていました。
その訳は、第一に様々な体型の方がきれいに見えること。
そして、余裕のある袖幅は暖かい時には余計な熱や湿気を逃してくれ、寒い時には重ね着にも対応します。
袖丈等の問題で断念された方もいらっしゃいましたが、試着された高身長や恰幅のよい男性もよく似合っていらして、形自体はとても汎用性の高いものだと思います。
これは私のデザインというより先人の知恵。
それを少しアレンジしただけです。 

タンクトップとジーンズにさらっと羽織るだけでも様になりますが、今日は着物を着るように、ペイズリー柄のシルクのガウンと重ね、ウエストにはタイフカーフを帯のように巻きつけてみました。
ペイズリー柄の方はシルクをメインにしたイギリスのブランドのヴィンテージ。
おじさんがシャム猫を抱き、片手にはブランデーで着ていそうなメンズアイテム。
しっかりとした上質な生地と発色のよさ、細部にもこだわりが感じられます。
そして厚手のシルクを2枚重ねると暖かい!
ボトムもシルクのパンツを合わせたら、レストランにもベッドにも、好きな時に行けそうです。

Gown | Black + Unisex long pants | Black + Tie scarf | Black
https://unefig.theshop.jp


2023.1.20