福井、もの作りの旅①


福井へ!
もの作りの現場を拝見し、作り手の方にお会いするのが目的です。

一軒目は生地を織る機屋さん。

和装の生地から洋装の生地まで手掛けていらっしゃり、原料の質の高さはもちろん、他では持っていない技術、それは昔はやっているところが他にもあったけれど、あまりに手間が掛かるためやめてしまったもの、誰もが無理だと思ったことを情熱と知恵と工夫とで開発してしまったもの、両方を保ち続けている数少ない機屋さんです。
とにかく代表の山田さんの情熱と知識の豊かさががすごい!
そして、面白い…..
本当にこの仕事がお好きなのだなぁと、ビシビシ伝わってきます。
そういう方にお会いするとすごく嬉しくなります。
  
織物について、知らないことを知っていたつもりでしたが、私は本当に何も知らなかった…..
こんなにいくつもの工程があり、大変な手間が掛かり、一朝一夕には獲得出来ない職人さんの技術に支えられているということを、実際に目にすることであらためて感じ、感動しました。
使わせて頂いている生地は安価ではなく、ブランドとしては安価で上質なものがあればもちろん嬉しいのですが、この手間を知ってしまったら、決して高くはなく、生地を使わせて頂いていることが本当に有難いことだとつくづく思いました。
そして、同じシルク100%と言っても、全く同じではない、ということを心底実感しました。
生地になったものを見たり触ったりして、上質なものを探す中で、もちろん、シルク100%と言ってもピンキリだと知ってはいましたが、見た目や手触りといった表面に出てくるものの背後にあるものの厚みが、全く違うのです。
それは、想像を大きく超える素晴らしさでした。
この全部あって、だからこそ、あの生地になるのだと、腑に落ちました。
本当に宝物です。
今まで以上に無駄なく大切に使わねばと思います。

unefig.では、山直織物さんのツイル生地を2nd4th collectionで使用させて頂いており、4th collectionはもうすぐ出来上がってきます。
ご注文を頂いているお客様へは9/23,24に出荷、BASEショップには8/24にはアップ予定です。
https://unefig.theshop.jp


機屋さんでの美しい場面。


またたくさん生地をお願いして、11月の蟹解禁以降に再訪する目標が出来ました。


2022.8.21