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GINZA10月号掲載のお知らせ


発売中のGINZAの特集「ショップの実力」の中、“ときどきだから楽しみなのだ!”という不定期でオープンするお店紹介のところに掲載して頂きました。

これまで、guillemets layout studio unefig.open studiounefig.の展示会と一度ずつしかオープンしていないのですが….今後はもう少し頻度を上げていきたいと思います!

次回は9/26(土)13-18時にguillemets layout studio unefig.open studioを開催予定です。

guillemets layout studioからは古物と猿山デザインのプロダクトを、unefig.からは既出のコレクション全てご試着、ご購入頂けます。

是非お出掛けください♡


2021.9.12

Triangle tank – New color, new size


Triangle tank | Black, Gray, Beige | S, M, L

BASEショップに入荷しましたTriangle tankの新色&新サイズをご紹介します。
https://unefig.theshop.jp





Triangle tank
1st collectionで発表以来、大変ご好評を頂いているアイテムです。
ご要望の多かったLサイズ、それから3rd collectionに合わせてベージュも加わりました。生地はこれまでと同じ100%シルクサテン。
ベージュは日本人の肌には….と敬遠される方もいらっしゃいますが、unefig.オリジナルのベージュはサテン生地の光沢のおかげもあって、肌と一体化しすぎたりせず、気持ちも華やぐ色。
とはいえ、決して派手ではなく、落ち着いたシャンパンベージュです。
前後でVネックの深さが異なり、どちらを前にしてもよいデザインですので、ランジェリーとして着るのか、トップスとして着るのか、また、合わせるブラ等のコーディネイトやその日の気分によって自由に着て頂けます。
Triangle bra1st collection)はもちろん、ここのところ集中的にご紹介してきました3rd collectionMesh braY-back braにもぴったりです。
あらたなお客様との出会いももちろん嬉しいのですが、一度ご購入くださった方が、すごい頻度で着ている!と言ってリピートしてくださったり、色違いでほしい!と言ってくださったりすると本当に報われた気持ちになります。
新品の状態の美しさを褒めて頂くこともとても励みになりますが、使用した上で良さを実感してくださり、お客様の体の一部のようになっていくこと、そして数多ある選択肢の中から、もう一度買おうと思ってくださることは、これ以上ない喜びです。


2021.9.9

Mesh tank from 3rd collection


Mesh tank | Black, Gray, Beige | S, M, L

BASEショップにも入荷しました3rd collectionから、Mesh tankをご紹介します。
https://unefig.theshop.jp





このメッシュ生地に出会った時の感動は今も忘れません。上品で、目にも肌にも心地よく、一般的なレースほど華美でないところも気に入り、是非コレクションに使用したいと思い、最初に考えたのが、このMesh tankです。
シルク100%のサテン生地をメインに、シルク100%のメッシュ生地を背中全面に使用しました。
背中が全面メッシュだと少し大胆に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、Type-u tankやお手持ちのタンクトップ、ワンピース等と合わせてもよいですし、T-back braY-back braと重ねることで背中の見せ方を調整することが出来ます。
個人的にはレーサーバックと言われる背中のカットラインが大好きです。
例えば、タンクトップの首の後部分が重ねたニットから少し見えるだけでもポイントになりますし、一枚で着る時には肩甲骨とカットラインが重なって、背中を美しく印象的に見せてくれます。
脇の開き方が他のタンクトップより大きく、ややゆったりしており、脱着がしやすいと思います。
そして、メッシュ生地は肌にのると、生地自体だけでなく肌もきれいに見えるような気がするのです。
きめ細やかで柔らかく軽やかな生地の特性を分けてもらっているようでもあります。
この生地は生地屋さんにあるストック分で最後なので、生地がある間は大切に使わせて頂きたいと思っています。


2021.9.8

Mesh panty from 3rd collection


Mesh panty | Black, Gray, Beige | S, M, L

BASEショップにも入荷しました3rd collectionから、Mesh pantyをご紹介します。
https://unefig.theshop.jp





シルク100%のサテン生地をメインに、シルク100%のメッシュ生地を前面の両サイドに使用しました。
大事なところは見えませんが、腰骨周辺にメッシュがくることで、一層軽やかでフェミニンな印象になります。
鼠蹊部を締め付けず、それでいてフィット感も忘れない構造は、既出(1st collection)のTrapéze pantyのローウエストバージョン。
お尻がキュッと上がって見え、タイトなボトムスの時にはラインが響いてしまうことがないよう、ヒップラインや裾の処理を工夫しています。
ニット生地のようには伸縮性がない布帛生地で、お尻という立体感があるパーツに添い、立ったり座ったりで生地に力が掛かることも加味した上で、見た目にも履き心地も納得出来るものを作るのは難しく、パタンナーさんと共に試行錯誤を重ねました。
Mesh pantyの発売に際しては、クロッチ部分の縫い目を改善し、一番力が掛かる部分により強度をもたせています。
パタンナーさんが協働してくださることなしに、unefig.は成り立ちません。
洋服や下着を作ることを学んだことがない私にとっては、知らないことがたくさんですが、様々なことを教えてくださり、私が作りたいものの肝を捉え、深い知識と高い技術で応えてくださる心強い存在です。
ブランドのスタートからずっと、unefig.を一番近くで支えてくださっています。


2021.9.7

Mesh slip from 3rd collection


Mesh slip | Black, Gray, Beige | S, M, L

BASEショップにも入荷しました3rd collectionから、Mesh slipをご紹介します。
https://unefig.theshop.jp


ロングワンピースやロングスカートをよく着るので、私にとっては必需品だけれど、パンツやミニスカートの時には下に着ることが出来ないから、キャミソールに比べると汎用性が低い。
一般的にはマストとは言われにくいスリップ。それでも何か惹かれる理由がある、と思い返せば、小さい頃、母のスリップを拝借して、ドレスを着ているような気分に浸ったこと、外国映画でスリップで寝る大人の女性に憧れたこと、1990年代終わりから2000年代初めくらいにスリップとTシャツ、それにパンツを重ねたり、ジャケットを羽織ったりして、洋服として着る(ランジェリーとしてでなく、スリップワンピとしても多く売られていた)のが流行ったことが影響していると思われる。
丈が長いというだけで、なぜか優雅な気持ちになるし、未だにスリップでは落ち着かなくて眠れないけれど、(どんなに時間を掛けてコーディネイトを考えたとしても)起きてそのままカーディガンを羽織ってきたような無造作な感じが素敵だと思う。
それから、忘れられないのは、ピナ・バウシュ自身やヴッパタール舞踊団のダンサーの衣装にもよく使われていたこと。
素肌にスリップという最小限の装いは、そのダンスのコンセプトや実際の動きを最大限に引き出して、本当に美しかった。

昨日から急に涼しくなって、手前味噌ながら、unefig.Long pantsMesh slipを重ね、ゆったりとしたニットをバサッと着れば、楽だしカジュアルすぎないし、こりゃぁいいやと気に入っています。
もちろん、ランジェリーとしてワンピースの下に着る時には主役を邪魔しないシンプルさ。
ストンとしたシルエットで、体がすっきりきれいに見えるラインです。
シルク100%のサテン生地をメインに、シルク100%のメッシュ生地を片側のスリット部分に使用しました。
深めのスリットを入れることで、足さばきがよく、動いた時の足元をより印象的に軽やかに見せてくれます。
肩紐の長さを変えることにより、ブラや洋服に合わせて、Vネックの空き具合を調整することが出来ます。
Triangle braMesh braとの組み合わせがおすすめです♡


2021.9.2

Mesh cami from 3rd collection


Mesh cami | Black, Gray, Beige | S, M, L

BASEショップにも入荷しました3rd collectionから、Mesh camiをご紹介します。
https://unefig.theshop.jp



何年も前に黒のVネックのキャミソールを買ったことがありました。
当時、シルク100%でシンプルなデザインというのはなかなかなく、見つけた時にはやったぁと思ったのを覚えています。
日本のセレクトショップのオリジナルで、ショップスタッフやお客様からのフィードバックを色濃く反映させたような、よく考えられた、とても着やすいものでした。
だけれど、何かが足りない印象でした。
失礼な言い方になってしまいますが、退屈というか、安心出来るし間違いはないけれど、ものとしての魅力がないという感じです。
とはいえ、海外ブランドのものには惹かれるけれど、胸元が開きすぎていたり、現実的には着るのが難しいものが多く、上質なシルク100%で探すとかなり高価でもありました。

自分で作るのなら、上に着るものの邪魔にならない、例えば、透けるトップスの下に着る時に、トップスのデザインを邪魔するようなことがないように、ニットを素肌に一枚で着ているように見せたい時にはキャミは胸元から出ず、黒子に徹してほしい。
同時に一枚で着たり、キャミの上にさらっとジャケットを羽織るような時には、下着っぽくなりすぎないことも忘れずに。
そのために、形は極力シンプルに、そして、Vネックの深さや角度は大事なポイントだと思いました。
デコルテの露出を控えめにしたい時、逆にブラをちらりと見せて着たい時、その時々のコーディネイト、バストの大きさや体の立体感に合わせて肩紐の長さを変えることで、前のVの開きと後ろの下がり具合を調整することが出来ます。

生地はシルク100%のサテンをメインに、メッシュを背面に使用しました。
メッシュ生地は、貴重なシルク100%で柔らかで軽やか。
見せても見せなくても、心が弾みます♡


2021.8.31

Y-back bra from 3rd collection


Y-back bra | Black, Gray, Beige | S, M, L

BASEショップにも入荷しました3rd collectionから、Y-back braをご紹介します。
https://unefig.theshop.jp


1st collectionと同じシルク100%のサテン生地を使用しています。
Triangle tank1st collection)と合わせると、前面はVラインが重なり、後面はVの開きから見えるY字がポイントに。
背中全面がメッシュ生地のMesh tankと合わせれば、Y字が肩甲骨のラインを強調し、背中全体を美しく見せてくれます。
トップス感覚でコーディネイトを考えるのも楽しいです。

Y-back braは他のブラに比べてややゆったりめの作りです。
これまでunefig.のブラはS,Mサイズ展開でしたが、バストの豊かな方、全体的にふくよかな体の方にもノンワイヤー、ノンパッドの心地よさを知って頂きたく、デザインしたのがこの形です。

かぶりであっても脱着がしやすいように、体の通る部分の開きは大きめに取っています。
バストを包むようにカップの面積を多めに、それでいてただ大きなカップになってしまうとセクシーさが半減してしまうため、胸元と脇のラインを工夫しました。
背面のY字でバストの重みを支える構造ですので、細い肩紐よりも安定感があり、肩への負担も抑えらえると思います。

バストが小さめの方には、最初少しカップが浮くような感覚があるかもしれません。
肩紐の切り替え部分を肩の一番高い部分に合わせ、前後のアンダーゴムをキュッと下に引いて頂くと、より体に添います。

写真のモデルさん着用のTriangle panty1st collection)はもちろん、既出のパンティどれともぴったり合います♡


2021.8.30

Mesh bra from 3rd collection


Mesh bra | Black, Gray, Beige | S, M

BASEショップにも入荷しました3rd collectionから、Mesh braをご紹介します。
https://unefig.theshop.jp

シルク100%のサテン生地をメインに、シルク100%のメッシュ生地をカップ部分に使用しました。
Mesh camiMesh slip、お手持ちの胸元が深く開くようなトップスやニット等に合わせて、メッシュ部分をちらりと見せるのもおすすめ。
Mesh pantyはもちろん、既出のパンティどれともぴったり合います。

他のブラ同様、ワイヤーやパッドはなし、トップに当たる部分には本体と同じ生地を重ね、当たりを柔らかにしています。
トップの響き具合は個人差、合わせる洋服によっても異なりますが、ナチュラルに見え、フリーでリラックスした着け心地を実感して頂けると思います。

3rd collectionではサイズ展開にLが加わりましたが、こちらはS,Mサイズのみとしています。
肩紐が細いこと、カップのホールド感が強くはないので、Lサイズを着用されるような豊かなバストの方にとっては、肩紐に力が掛かり、肩に負担がいってしまうので、あまり心地よくないのではと思ったからです。
豊かなバストの方にはY-back braをおすすめしています♡

2021.8.30

3rd collection 入荷のお知らせ


春に展示会を行いました3rd collectionがほぼ縫い上りました。

1st collectionと同様のシルク100%のサテン生地をメインに、メッシュ生地をポイントに使用しました。

昨今、メッシュ生地といえば化繊がほとんどのように見受けられますが、こちらはシルク100%!とても軽やかで柔らかく、本当に美しい生地です。



サテン生地の縫製はただでさえ難しいのですが、メッシュはさらに縫製工場の職人さんたちの高い技術のおかげで形にすることが出来ました。

生地を扱っていると、あぁ何てきれいなのだろうと毎回つくづく思います。

デザインによって素材の魅力が半減してしまっては元も子もないので、素材と形と用途がぴったりしていることが大切だと思っています。




だから、製品になったものを生地屋さんにご覧頂いた時に、お褒めの言葉を頂くと本当に嬉しいです。

定番の黒、グレーに加え、展示会では、新色のベージュも大変好評でした。

シャンパンベージュのようなこの色は、サテンの光沢と相まって、光によって見え方が大きく違ってくるため、私の用意した色見本に対して、どの色が求められている色なのかを判断し、忠実に染め見本で再現するのが難しく、染め屋さんも苦労されたと聞きました。



各分野のプロフェッショナルによって、unefig.のオリジナリティを支えて頂いています。

展示会でご注文頂きました皆さまには一足先にお届けしました。

本日、BASEショップにもアップしましたので、是非ご覧になってみてください。
https://unefig.theshop.jp

 

アップに合わせ、アイテムのデザインや着用のポイント等について、SNSやウェブサイトで詳しく紹介しますので、どうぞお楽しみに♡


2021.8.28

夏休み、本と一緒に


夏休みといえば、読書感想文。
自由研究は苦手だったけれど、本を読むことと、読んで感じたことや考えたことを書くことは好きでした。
書くことで内容がより自分の中に深く入ってきて、読書が完了するような感じがしていました。
完了するとすっきり。
やっぱりどう考えてもおかしいよなぁと思うことがあった時、つい感情に任せて怒りや悲しみに暮れてしまいそうになるけれど、その感情を忘れずに、でも知識に助けてもらいながら、よりよく対処出来るように、後から同じように嫌な思いをする人が少しでも減るように、学ぶことで前へ進む。
おすすめ4冊です。


クーラーの効いた部屋で、ソファに寝転がり、観たいと思っていた映画を観て、あ、そうだ、あの本をもう一度読もうと引っ張り出し、そうするとこっちに繋がるなと、連歌か連想ゲームのように、続いていくのが一人の楽しみ。
眠くなったらうたた寝をしてもよく、時々、缶ビールやポテチがはさまると至福。
「ルル・オン・ザ・ブリッジ」「トゥルー・ストーリーズ」「偶然性と運命」この先があるのに、本が実家だった(東京の部屋の本棚は小さい)と気が付いた時、大人になった今も、どこでもドアがあればと思ってしまう。


小学生の頃、両親に連れられて行った洋服屋さんで、初めて自分で選んだ洋服を今でも覚えています。
両親にもお店の方にも、えっ?それ?って言われたことも。
地味だったらしい。
それからずっと洋服が好きなのに、時々、嫌いになり、私は着るものについてなんてもう考えない、なぜこういうことばかり考えているのか、もっと違う世界へ行くのだなどと血迷ったことを考えることがあります。
そんな時は大体疲れています。
結局いつものヴィンテージサイトを見て、感動して元気になるという、どうしようもなさですが、本にもいつも助けられています。
力が抜けて、力が湧いてくる。

そして、このカール・ラガーフェルドの言葉を思い出すようにしています。
「頭を抱えて困っているデザイナーにはうんざり、滑稽だ。ドレスを作るのは大事かもしれないが、たかがドレスに過ぎない。キルケゴールでもあるまいし!」
 
今日も次のコレクションを考えながら、たかがパンツじゃないか、と自分に言い聞かせるのでした。
ファッションの軽やかさが大嫌いで大好きです。


2021.8.11