news

いちじくの香り


包装のことに嬉しい反応を頂いたので、続けてもう少し。
郵送でお送りする品物は白い箱に入れているのですが、開けた時にふわっとよい香りがしたらいいなと思い、石田理恵さん @ishida_rie にオリジナルの香りを作って頂いています。

いちじくの葉の香りが大好きなので、何とかその香りをとお願いして、試行錯誤して頂き、いちじくの葉から抽出した香りをメインに、ハーブや柑橘系のエッセンシャルオイルをブレンドして頂きました。
何度もサンプルを作って頂き、好みの香りに仕上げて頂きました。

箱の形状によって、蓋の内側や薄紙に数滴たらして封をしています。
全て天然香料を使用しているため、そんなに強くは残らないと思いますが、時々気が付いて、何かいい香りがした!と言ってくださる方がいらして、それはそれは嬉しい瞬間。

近所のいちじくも色付いてきて、いつ食べるのだろうなぁと眺める今日この頃です。


2022.8.17

包装について


今日はBASEでご購入くださったお客様より「可能な限り脱プラ、簡易包装でお願いいたします」というリクエストを頂きました。
それは私にとってはとても嬉しい言葉でした。
と言うのも、ブランドのスタートからプラスチック製品を使用しないこと、なるべくゴミになるようなものが出ないように、ということを念頭に、お包みしているからです。
シルクの特性上、シワになりやすいので、タンクトップやロングパンツ等は特に、本来なら、ハンガーに掛けビニール袋に入れて納品する方がよりシワの少ない状態でお届け出来るかと思います。
ですが、その度にプラスチックのハンガーとビニール袋が必要になり、それらがそのままゴミになってしまうことも容易に想像出来ますので、縫製工場さんからの納品時にもハンガーは使わず、製品1枚ずつビニール袋には入れず、畳んだものを出来るだけまとめて頂いています。
縫製工場さんからは毎度、本当にハンガーなしでよいのですか、と言って頂くのですが、理由を説明しています。

お客様へお届けする時にはオリジナルのハンカチに包み、最低限の薄紙に包んでいます。
手渡しの場合は薄紙も使わず、ハンカチに包んだものを紙袋に入れます。
安価ではないものをお求め頂くので、簡易ながらも製品との統一感を持たせ、受け取った方が少しでも心が華やぐような包装を心掛けています。
最初は立派な包装に慣れてしまっているお客様からどんな反応があるか、少し心配でもありましたが、今では快く受け入れて頂いているように感じています。
自分自身で買い物をした時のことを考えると、お店から家に持って帰るためだけにたくさんの紙やビニール袋が使われることに、何だか申し訳ない気持ちになりますし、かといって、海外からの荷物で薄い袋や箱に何の包みもなく品物がポンと裸で入っていると、よく無事に届いたと少し寂しい気持ちにもなるので、結局はバランスを取ることが大事だなとシンプルな答えに行き着きます。
オリジナルのハンカチは、ハンカチとしてはもちろん、旅行の時にランジェリーを包んだりとご活用頂けたら嬉しいです。


2022.8.12

シャネル!


三菱一号館美術館で開催中のガブリエル・シャネル展に行ってきました。

リトルブラックドレスやツィードスーツ、コスチュームジュエリー、キルティングバッグはもちろん、元々は下着に使われていたというシルクニット製のワンピース、香水No.5や他の化粧品のパッケージにも発見がありました。
既成概念から自由になり、もっと工夫出来るはず、とよりよいものを求める姿勢、ドレスの一本のラインと同時に、ブランドを大きな視点で見て全体を作っていく。
どこを切ってもココが出てくる、金太郎飴のような、こういうブランドの在り方が私は好きです。
その根拠は、自分にとって何が必要で、何が心地よいか、そして、どうしたら美しく見えるか、を徹底して追求することで、それが多くの女性たちの喜びにもつながる。
素晴らしい循環です。
機能的であることと美しさが両立することは現代では当たり前ですが、あの時代には大変革新的で、ココ自身がそうであったように、女性が自分自身の足で立つ契機にもなりました。


芸術新潮のシャネル特集も入手。
じっくり読みます。

展覧会は展覧会は9/25までです。


2022.8.5

久しぶりに、美術館へ


Gerhard Richter展を観に東京国立近代美術館へ行ってきました。

様々なグレーと気になる赤。




この花の作品が一番好きでした。

美術館へ行くと、もしこの中で1点頂けるなら、というありえない想定を毎度してしまいます。

こちらは、常設展示の土田麦僊作の大きな屏風。
いちじくの葉っぱや実とも相まって、ふんわりとした女性の柔らかさがよく表れていて、素敵でした。


リヒター展は10/2まで。


2022.7.28

⭐︎Enjoy summer!⭐︎ キャンペーン開催のお知らせ


期間限定!20%off | Tube bra + Boxer shorts



梅雨かと思えばいきなりの酷暑、梅雨明けかと思えばじめじめの雨。
肌にまとわりつくようなもの、乾きの遅いものはもう着られない…とにかく快適に過ごしたい!
というわけで、夏にぴったりのアイテムを特別な価格でご紹介致します。
2nd collectionで発表以来、ご好評頂いてまいりました、Tube braとBoxer shorts。
キャンペーン期間中、両方のアイテムをお求めの場合、20%offとなります。

また、少し前にもご案内しました通り、原料となる繭・生糸の価格、輸送や様々な加工賃に影響する原油価格の高騰により、2nd collectionは製品の値上げなしに再生産するのが難しく、現在庫分まででひとまず終了とする予定です。
サイズ、色によっては在庫がなくなってしまったものもございます。
この機会に是非お早めにご覧ください!


Tube bra | Black, Gray, Navy, Pink beige | S, M | Silk 100%
ブラの一部が見えることがストレスにならないよう、トップス感覚で、洋服のコーディネイトのポイントとして活かして頂けるようなデザインです。肩紐が苦手という方、オフショルダーや脇の大きく開くトップスの下に、またお部屋でくつろぐ時にもぴったり。



Boxer shorts | Black, Gray, Navy, Pink beige | S, M | Silk 100%
トランクスを女性のものとして捉え直しました。ストレスフリーのシルエット。パジャマやルームウェアとして、また、ゆったりしたお洋服でしたら、夏はパンティ代わりに履くと締め付けがなく、涼しく快適にお過ごし頂けます。水着のカバーアップにもぴったり。



◯生地について
マットな質感と少しシワのような表情が出るよう加工した生地は、スウェードを思わせます。全体にはこのスウェード加工の生地を、ポイントには加工なしの光沢を活かした生地を使用。同じ生地でも加工によって違った表情を見せてくれます。やや厚みのあるしっかりとた生地ながら、シルク100%ならではの柔らかなで滑らかな肌触りです。
unefig.オリジナルカラーです。

一回のご注文毎にunefig.ロゴ入りハンカチにお包みして納品致します。


<キャンペーン内容>
期間:2022.7.15(金)-21(木)
unefig. BASEショップにて
https://unefig.theshop.jp
Tube braとBoxer shortsをセットでお求めの場合、20%offとなります。
*期間中のみ、ページのトップに「期間限定!20%off | Tube bra + Boxer shorts」の項目が表示されます。通常の項目で両方のアイテムを購入しても、特別価格にはなりませんので、ご注意ください。


2022.7.14

小さな巾着


先日入荷しました、Unisex シルバーシリーズは、シルク100%の生地を使用した巾着に1点ずつ入れてお渡ししています。

ランジェリーを作って残ったはぎれを無駄なく使い切ること、また、お手持ちのジュエリーを旅に持って行く時等にもにお使い頂けたらという思いで作りました。
今回入荷分は全て黒生地ですが、サテンやツイルといった生地の種類に違いがあります。
どれがお手元に届くはお楽しみ。

製品について、詳しくはunefig. BASEショップをご覧ください。
https://unefig.theshop.jp


2022.7.11

シルバーシリーズ入荷


七夕にぴったりなお知らせです。

unefig. 4th collectionより、ユニセックスのシルバーシリーズが予定より早く入荷致しました。


星座をモチーフにしたear cuffは、獅子座の形のLeoと天秤座の形のLibra2種。



ringS, M2サイズ展開。Leoringを通してフープイヤリングように着用して頂くことも出来ます。

詳しくは、是非unefig. BASEショップをご覧ください。
https://unefig.theshop.jp


2022.7.7

自然の中で


久しぶりの登山で那須へ。


紫と茶色とピンクの間のような、鉄分の表れ。



レモンイエローの宝石のような硫黄。


最後まで輝く小さな花々。


作為のない美しい形、色にあふれていました。


2022.7.4

GINZAのムック本掲載のご案内


GINZAのムック本「日用品と部屋」が発売になりました。

日々の愛用品として、私はklean kanteenの水筒とISSHINDO PRODUCTSのドキュメントケースを紹介させて頂きました。

たくさんの方が魅力的な品々を紹介なさっています。
皆さま、是非ご覧ください!


2022.7.3

fig.の続き


今日もブランド名の成り立ちについての続きです。

写真は、アダムに扮するマルセル・デュシャン。
スウェーデン・バレエ団の『本日休演』の第1幕と第2幕の幕あいに上映された『幕間』(1924年)のひとこま。
監督はルネ・クレール、作曲はエリック・サティ。
後にインタビューの中でデュシャンは、「『幕間』というのは、そのタイトルが示しているとおり、あるスウェーデンのバレエの幕間に映写されるものでした。私が出たのは、ピカビアとサティの『休演』の場面です。上映は一回しかなされませんでした。私は付髭と葡萄の葉で、裸のアダムに扮しました。イヴをやったのはブローニャというロシアの若い女性で、彼女もやはり全裸でした。ルネ・クレールは上の方の屋根組にいて、私たちに照明をあてていました。そしてそこから彼女に恋をしてしまったのです。彼らは数ヶ月後に結婚しました。私はマッチメーカー、ほらあの結婚の仲人役をつとめたのです!『幕間』にはシャンゼリゼの屋根の上で、私がマン・レイとチェスを指す場面があります。そこにピカビアが水まきホースを持ってやってきて、すべてを洗い流してしまうのです。ひじょうにダダ的でした。そうでしょう。」と話しています。

デュシャンは大好きなアーティストの一人ですが、もし会うことがあったなら「アダムが持っている葉は葡萄ではなくいちじくの葉ですよ!」と言いたい。

アダムの隣にいるイヴの写真はバストトップが写っているからInstagramに投稿すると勝手に削除されてしまう。
バストトップだけを申し訳程度に覆ったような、ほとんどバストが丸見えの写真は大丈夫なのに、バストトップはなぜこんなにも隠され、避けられるのだろう。
unefig.のブラはいわゆるパッドは入っていないので、(トップが響きにくい工夫はしていますが)そのことをよく考える。

キャプションにある「Fig.29」はfigureの略で「図29」の意味。
figureは物の形、図形、体形、表象、形に表す等の意味があり、図形のようにシンプルで飽きのこないデザインを様々な体形の方々へ、という思いがunefig.fig.(だから.が付く)の中に込められています。


2022.6.27